インタビュー

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循環器専門医として、患者さんの話をよく聞き、健康を生活改善からサポートします。

日本循環器学会認定 循環器専門医として、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に力を入れています。これらは命にかかわる病気であり、たとえ治療がうまくいっても後遺症をもたらす危険性があります。日々の食事や運動の改善でしっかり予防していきましょう。

待ち時間対策としてネット予約を導入されていますが、導入したきっかけを教えてください。

やはり「院内での待ち時間を少しでも減らせるように」という気持ちにつきます。体調のよくない患者さんにとって待つことは大変だと思いますから、それを解消したいと思いました。また、わたしの高齢の母親が通っている医院に予約システムがあり、「待ち時間が短くていい」という話を聞いていたんです。それで、90歳の母親でも使いこなせるこの予約システムを「当院でも導入しよう」と決めました。

草津駅から徒歩2分という好立地ですが、この地に開院したきっかけは何でしょうか。

「患者さんにとって通いやすい」のひとことにつきます。当院の患者さんは慢性疾患で定期的に通う方が多いので、通いやすさは治療の継続につながります。実は初めに当院が開業した場所は、もう少し駅から離れたところだったんです。そこで6年ほど診療したのですが、駅前に医療モールが建設されると聞き、即座に移転を決めました。駅直結で患者さんにとって大変便利ですし、駐車場も近くに沢山あります。院内は以前より広いので、設備も充実させることができました。医療モールですので薬局も隣にあり、これも患者さんにとって便利です。

循環器を専門に選んだきっかけを教えてください。

身体全体にかかわる分野を専門にしたいと考え、循環器を選びました。循環器とは、全身に血液を循環させる器官、つまり心臓や血管のことを指す医療用語です。全身をめぐる血管の病気が専門となるため、患者さんのお身体全体をみていくことができます。たとえば、脳梗塞は脳の血管が詰まってしまう病気のため、循環器の医師が専門とする病気です。また、高血圧症・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、それぞれ血管に異常をきたす病気のため循環器医療の範囲に入ります。

日本循環器学会認定 循環器専門医としてのやりがいを教えてください。

やっぱり患者さんが元気になったり、よろこんでもらえたりするとうれしく感じます。ただ、病院に勤務していたころと、医院を開業した今とでは、少し感覚がちがいます。勤務医のころには、わたしは心筋梗塞の手術などを担当していました。救急車で運ばれてきた方をすぐに治療して、治療がうまくいけば元気になって退院していく。そんな姿を見られたときにうれしい気持ちを感じていました。

開業医となった今では、重篤な病気の予防をおこなうことが大事な役割となっています。特に高血圧症や脂質異常症といった生活習慣病の治療は重要です。これらの病気は心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。そのため、患者さんのお話をしっかりと聞いて、生活指導をおこなうことから健康のサポートに尽力しています。患者さんが重篤な病気をおこさず、元気で長生きしてくれることがやりがいになっています。

予防が重要だと考えているそうですが、なぜ重要なのか詳しく聞かせてください。

生活習慣病をはじめとした慢性疾患のなかには「自覚症状があらわれたときにはもう遅い病気」があるんです。つまり、心筋梗塞をおこしたあとに生活習慣病の進行に気がついても遅いんです。そして、生活習慣病は自覚症状がほとんどない。だから定期的に検査して、病気を早くにみつけて、生活改善をしたり薬を飲んだりすることが大切なんです。

やはり、「自覚症状がない」ということは本当にこわいことです。たとえば、動脈硬化は「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれることがあります。たとえ症状があらわれなくても、水面下に病気は進行していて、突然命にかかわる重篤な病気を引きおこしてしまいます。いわば、症状というものは氷山の一角なんです。水面に見えるのは小さな部分にすぎなくて、水面下に巨大な氷の塊が存在している。つまり、症状があらわれないうちに治療をおこなうということは、氷山の一角が水面にあらわれないうちから対処するということ。血管は外から見ても異常の有無がわかりませんが、内部には異常がおこっているかもしれません。定期的な検査で病気の早期発見につとめ、早くに予防策をとることが大切です。